Welcome to Horse Island Home 



 第32回目 200×年8月×日

北からの便り−まきば日記

北海道・門別町でサラブレッドを生産する小さな牧場のおかーちゃん、マキバコさんの「まきば日記」です。仔馬の誕生、成長、そしてやがて来る旅立ち…「無事で走ってこいよー!」。大自然に囲まれた北海道・日高から四季折々の便りをお届けいたします。
花火大会
 8月といっても、日高の夏は涼しい日が多い。ここんとこ、夜は20℃にも満たない。沙流川の花火大会だって、ジャンパーを着て見ていた程だ。寒いと言いながらビール呑んでたけどね。いつもは少し離れた所で見ていたんだけど、今年は、対岸の川原まで行ったら、下の方までよく見えて良かった。今後はここで見る事にしよう。牧場が多いせいか、あまりデカイのは上げないけど、この花火だって町民の税金でしょ?見なきゃソンって感じ。



日高優駿学園 ホースマンアカデミー
 今年の春門別町にできた、競走馬育成調教技術を学ぶ専門学校がある。全国から来て寮生活をしている学生達が、乗馬訓練に出かけたり、農協へ買い物に歩いて行く姿を見かけると、「頑張れよ」と声をかけたくなる。過日、小学生の為の映画上映会が、この学校の視聴覚教室を借りて行われたので、いい機会だから学校内を見せて頂いた。さすがに新しくて立派な設備。こんな環境で勉強できる学生達は恵まれているな。
 昔、何にも判らないワタシが千葉の育成牧場に飛び込んだ時には、幸い、良い先生達がいた。元騎手とか、元調教助手といった人達に教わった事は数知れない。乗馬や馬術の世界とはちょっと違う。やっぱり、餅は餅屋、ケイバはケイバ屋なのだ。




三石町家畜品評会小格馬の部
 三石町でポニーの品評会があるときいて見に行った。会場は海浜公園の向かい、土田農場の放牧地。いたいた、ちっこいのがいっぱい。名簿には父母の名前はあるが品種の記載は一切ない。見たところ、茶白ブチのシェトランド系らしきポニーが殆ど。中には、ミニチュアホースと呼べそうな、体高80cmあるかないか(測った訳じゃないが)という奴もいてめんこい。三石って、ポニーの愛好者が多いのかな。出陳頭数は29頭で、当歳及び1歳の部と、2歳以上の部に分かれて審査されていた。田中勝春騎手の実家、田中春美さんのポニーも2頭くらい来ていたよ。曳き馬による乗馬や、ポニー競馬なども行われて、のどかで楽しい催しだった。



サラブレッド1歳市場
 今月のセリに、ホワイトマズルの仔を上場する。とーちゃんは、2ヶ月前から毎日調教や手入れに余念がない。馬は申し分なくピカピカに仕上がった。この努力が報われるか否か、答えはもうすぐだ。



family 【マキバコ・プロフィール】
神奈川県生まれ。幼稚園の遠足で、世田谷の馬事公苑へ行って以来すっかり馬好きになる。高校馬術部で念願の馬に乗れたものの、体力も技術も運動神経もなく苦労する。なんとか短大まで馬術部に所属、卒業後千葉の某牧場で、4年間育成馬や現役競走馬に乗る。たまたまその牧場から、7冠馬が出たり、2年連続ダービー馬が出たりと、おいしいところをそっくりいただいてから、北海道門別町へ移り、出産や種付の仕事をする。現在は門別町で、零細牧場のおかーちゃんやってます。家族は、とーちゃん(夫)とムスコ3人。

マキバコさんへのお便りはこちらまでどうぞ  sirius@cocoa.ocn.ne.jp

 J-HORSE.COM